今日はThink clearlyについての書評と要約をしていきたいなと思います。
こんな人におすすめ!

結論から申しますと、Think clearlyは以下のような方には刺さると思います。
・未知の正解に対しての正解が分からない方
・そもそも判断軸が明確に持てていない方
こんな方々に対してより幸福度を高める思考の枠組みや、行動の方向を定める指針としてThink clearlyは役立つ本だと考えております。
Think clearlyの中では、「思考の道具箱」という言葉が良く使われています。
我々はよく、1つの法則や解を求めてしまう傾向にあります。
しかし、現在は一つの理念や一つの原則ではとても把握しきれない事象が数多く存在します。
人生を生きるにあたって、働くにあたって、大学進学にあたって、、、、
決断の数は数え切れません。
どのフェーズ、どのタイミングにもこれからは思考が必要となります。
そんな決断や行動に当たって、”思考や行動の判断基準を作る”のがThink clearlyの筆者の指す「思考の道具箱」の役割です。
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Think clearlyの概要
Think clearlyは大きく分けて52の思考・行動の指針から成ります。
正直めちゃくちゃ多いので僕も全ては読んでいないですし、皆さんも全てを読む必要は全くないと思います。笑
なので、何のために?どんなシチュエーションで役に立つ思考なの?をいくつかの形で紐解いていきましょう。
負の感情を飼い慣らすための思考
負の感情(リスク)に対して私たちは一般的に以下の策を講じます。

上記を具体的に書いているのがThink clearyです。
リスクとの向き合い方についての基本スタンスは本の中で以下のように書かれています。
・好ましくない現実こそ受け入れよう
・必要なテクノロジー以外は持たない
・幸せを台無しにするような要因を取り除こう
・SNSの評価から離れよう
・不要な心配事を避けよう
・嫉妬を上手にコントロールしよう
・世界で起きている出来事に責任を感じるのは辞めにしよう
・世界の不公平さを受け入れよう
本の中では各項目について更に細部まで記載されています。
選択的に幸福を作るための思考法
チャンスが下りてきたときにもリスクと同様に私たちは以下の策を講じます。

具体的なチャンスを意図的に作る思考法がThink clearyには書かれています。
主に以下の大切なスタンスに関して詳細が記載されています。
・静かな生活を大切にしよう
・自分の向き不向きの境目をはっきりさせる
・自分と波長の合う相手を選ぼう
・思い出作りよりも、、今を大切にしよう
・「現在」を楽しもう
・楽しさとやりがいの両方を目指そう
・自分のポリシーを貫こう
・組織に属さない人たちと交流を持とう
こちらも本の中では各項目について更に細部まで記載されています。
決断から行動までの意識を強くするための基本思考
ビジネスの場では、PDCAサイクルという言葉を耳にします。

図にもありますが、Plan(計画)→Do(行動)→Check(内省)→Action(改善)のサイクルをいかに短期間で正確に行うことが出来るかがPDCAサイクルの基本です。
そんなPDCAサイクルを回すにあたって、よりサイクルの回転率を上げる思考法が書かれています。
Think cleary内で大切にしたいスタンスは以下のように記載されています。
・考えるよりも、まずは行動が重要
・何でも柔軟に修正しよう
・大事な決断や行動をするときは、十分な選択肢を検討しよう
・戦略的に「頑固」になろう
・謙虚さを心がけよう
・自分の感情に従うのはやめよう
・ものごとを全体的にとらえよう
・目標を作ろう
・専門分野を持とう
繰り返しになりますが、本の中では各項目について更に細部まで記載されています。
筆者が得たもの

今回僕が読んで大きく学んだ事は、”元々持っていて、一層強めたい思考”よりも、
”薄々気づいていたが、背けて蓋をしていた思考”に対して顕在化出来た事です。
ここからは僕が刺さった言葉をまとめていきます。
あくまで僕の学びのアウトプットになります。
あなたが現実を飲み込まなければ、現実の方があなたを飲み込んでしまう。
Think clearly
”好ましくない現実こそ受け入れよう”という思考の中に書かれていた言葉を抜粋しました。
僕自身プライドが高い側面があって、失敗を素直に受け入れたい自分と、それでも尚受け入れない自分が闘う場面がしばしばあります。
そんな僕には、”失敗を受け入れないならば、生涯を通して失敗を失敗と捉えて生き続ける羽目になる”という戒めの言葉として心に留めておくことにします。
「何を手に入れるか」で人生の豊かさが決まるわけではない。「何を避けるか」が大事なのだ。
Think clearly
僕含め、皆さん日常生活で”何が出来るようになったか”に強いスポットライトを当てる傾向が強いのではないのでしょうか?
勿論幸福度を上げる為には必要な要素です。
しかし、本質の不安を取り除いたり、直面しないようにするために、
”負の事象に対してどう対処するか”も同様に重要です。
成功を伸ばし、無駄や失敗を削る。
僕は時間の消費を避けるため、そして成功の時間を増やす為に不要なスマホアプリをこの本を読んだ直後に消しました。
夕日を写真にとるより、夕日そのものを楽しんだ方が良い。
Think clearly
”現在を楽しもう”という思考から抜粋しました。
これは日常的に忘れてしまう場面が多いような印象があります。
辛い=美徳という価値観を勉強なり部活なりで築いてきた人ほど顕著だと思います。
過去のトラウマを克服しようとしている自分、将来の目標に向かっている自分。
そんな今の自分を変化させているのは紛れもない今の自分なのだと再認識しました。
だからこそ、今こうやってブログを書いている事、仕事に忙殺されている事、趣味に没頭している事、、、目の前の過程を大いに楽しんでやろう、それこそが僕を幸せにしてくれるのだ確信しています。
自分の中にある「信念」を外に向かって発信しなければ、あなたは次第に操り人形になる
Think clearly
この名言が僕の中では一番の収穫です。
僕含め、ほとんどの人が会社、部活、アルバイト、等々何かしらのコミュニティに属しています。その集団の中では、ほとんどの確率でチームとして大切にしたいもの(掟のようなもの)が存在します。
チームの掟を認知し、一定従うのがセオリーではあります。
しかし”掟に支配される”ことは同時に自分というアイデンティティが損失してしまう事を意味する事を再認識しました。
だからこそ、特に組織愛が強い人に伝えたいです。
組織の中での自分の意志を発信し続けないと次第に組織の操り人形になります。
だからこそ、僕は僕のビジョンを発信し続けます。僕が僕であり続ける為に。
まとめ
Think clearlyを読んだことで僕が得られた恩恵は以下の2つでした。
・人生を生きていく上で必要になる思考が網羅的に整理されている
・自分が苦手で、背けたい思考法が顕在化出来る
自身に新たな思考で豊かさを与えたいのならば必読です。
Think clearlyにThanks clearly。英語はあまり得意ではありません。笑
皆さんも読書で豊かな人生を。
ではまた。
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