【要約】転職活動を成功させる3つの市場価値とは!?

中途転職

北野唯我さんの”転職の思考法”を要約しましたので共有させていただきます。

転職の思考法は是非以下のような方にはぜひ読んでいただきたいです!

・これから転職を考えている人
・転職に携わるビジネスをしている人(人材業界勤務者)
・これからのキャリアを戦略的に選択していきたい人

こんなワードに引っかかった方は是非ご一読をお勧めいたします。

では早速!!

転職の市場価値のカテゴライズ

まず、前提として市場価値は以下の3つに要素分解する事が出来ます。

市場価値=業界の一人当たりの生産性×技術資産×人的資産

簡単にではありますが、各要素の紹介もしていきます。

業界一人当たりの生産性

生産性が高い業界は大きく分けて以下の2つです。

・現状の生産性が高い業界
・これから伸びてくるであろう業界

しかし、現状の生産性が高い業界に関しては、生産できる仕組みが整っています。
つまり、ルーティーンのような作業でも成果が出る仕組みが整っています。

それでは技術資産は満たされないでしょう。

ここで実は見るべきなのは、これから伸びてくるであろう業界です。

そして、伸びる業界(業界内のマーケット)の特徴は大きく分けて2つ存在します。

①伸びる業界には、複数のベンチャー企業が参入している。
②既存業界の非効率に対抗するロジックが存在している

例えば、○○業界 ベンチャー企業 で検索をかけてみると良いでしょう。
そして検索結果として複数の企業が出てきたとすれば、設立年度も若く、投資も集まっているので、人とカネが流入している伸びているマーケットの可能性が高いです。

技術資産

価値のある技術を持っているかを測る指標です。

大きく分けて、”専門性””経験値”に着目すると良いです。

専門性は、営業・マーケティング・会計・プログラミング等、職種を指すのに対して、
経験は、マネージャー・リーダー等、”職種に紐づかない技術”を指します。

結論、大切ですが、大切にする時期が異なります。
ここ、重要ポイントですよ!!

・20代は専門性にこだわる
・30代は経験にこだわる

20代では、専門性にこだわるべきです。理由は単純で、学べば習得可能なので、差別化するのが容易だからです。

逆に、30代で新しく専門性を学ぶのは時間がかかり、差別化が困難になります。

一方で、経験は汎用化されにくい側面があるので、
20代で専門性をこだわり、30代で経験にこだわるとキャリアの選択肢が広まります。
普通の人ほど、どこで戦うのかのポジショニングで勝負できる”経験”が必要になりますので、上記2つの切り口から技術資産を磨いていきましょう。

人的資産

一言で言うと、人脈です。
そして、人脈が重要なタイミングは以下の通りです。

40代では人脈が重要になってくる

ビジネスの場は、意外と”あの人がやるから”と損得ではない人情で動く場面があります。だからこそ、自身の専門性×経験を発揮できるフィールドを作るために、人脈も意識をしたキャリア形成をしていきましょう。

どれか一つを伸ばすのではなく、掛け合わせていこう

ぜひ下の図を参考にしていただきたいなと思います。

キャリアは複数の事象の掛け合わせで出来ております。

先程お伝えした、

業界の一人当たりの生産性×技術資産×人的資産

の3軸で是非言語化してみましょう。

市場価値を測る9の質問

転職の思考法に記載されていた、市場価値を測るための9つの質問を掲載します。
上にも掲載した、業界の生産性・技術資産・人的資産に基づく質問です。

・会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っていますか?

・そのスキルの「賞味期限」はいつまでですか?

・他の会社でも通用する「レアな経験」がどれだけありますか?

・その経験は、世の中からどれだけ「強いニーズ」がありますか?

・社内に、自分が会社を変えても、喜んで力を貸してくれる人が、どれだけ存在しますか?その人物たちは、意志決定の力がどれだけありますか?

・自分が所属しているマーケットの「一人当たりの生産性」はどれくらい高いですか?

・自分が所属しているマーケットに今後の「成長性」はありますか?

・今後、どれだけ「自分の市場価値」は成長が見込まれますか?

ぜひ、転職をされる際には上記の質問をご自身に投げかけてみてください。

”転職は悪”は努力を放棄したものの言い訳に過ぎない

選択肢が無いと人は小さな嘘をつく

転職が悪だというのは、新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した、姑息な言い訳に過ぎない。人間には居場所を選ぶ権利がある。転職は”善”なんだよ。個人にとっても、社会にとっても。

転職の思考法

積極的な選択肢を持つことで、退職に対しての後ろめたさは徐々に取れていくでしょう。

だからこそ、転職にネガティブな感情を抱かず、前向きな選択肢として保有していきましょう。

会社を居場所と決めた瞬間に手段の目的化が起きる

消去法で会社に残っている人間に、良い仕事は出来ない。

転職の思考法

○○にいる事が目的。

しょうがないから○○に残らざるを得ない。

いる事自体が目的になっている、消去法で残っている人は、会社内でのバリューは発揮出来るかもしれませんが、他の場所での選択肢を持つことは難しいでしょう。

✕✕をやりたいから○○にいる!!

場所にいる事ではなく、
”Being(なりたい姿)、Doing(やりたい事)にどれぐらい近づいているか”

という観点で会社を見てみましょう。

目的と手段が明確になるはずです。

心から納得する決断をするために

転職後期に、現職に残りたいという思いが出てきたときには

転職活動を続けていく中で、恐らく他社の悪い所も見えてきて来ます。

その時に生じるのが、

意外と現職で在籍している会社って良いのかも!?

恐らく間違いではないです。過去のあなたが決断した選択なのだから。

しかし、一旦このような疑問が出てきたら以下を振り返ってみましょう。

・転職中に迷いが生じたら、そもそもの目的に立ち帰る事

・マーケットバリューと給料は必ずに一致する。既に給料が高い成熟企業と、今の給料は低いが今後自分のマーケットバリューが高まる会社とで悩む事があれば、迷わず後者を取る事

・マーケットバリューと給料のギャップが生じる事(自分の生産に対して給与が低い事)は、周囲は教えてくれない。しかし、目先の給料に囚われずにマーケットバリューを高めていくことが、後のキャリアを創る基盤になる。業界の生産性・技術資産・人的資産を満たしやすい)

 

そもそもの転職の目的を振り返る。

これがめちゃくちゃ重要です。

だって、今の会社から何か変えたい部分があったからこそ転職という選択肢を持ったのでしょう?

今の会社が魅力的に見える部分があるのは至極当然です。
ただ、それよりももっと大切にしたいものがあるという、ご自身の熱い想いがある事は決して忘れないでください。

やりたい事なんてなくてもいいさ

何をしたいかが明確に定まっている人なんてほどんどいません。

定まっている人は本当にすごい。

ここで、キャリアの選択の仕方を大きく2つに分けて紹介します。

・to do型:何をしたいかが明確に定まっている人(全体の1%程度)
・Being型:何をしたいか<<どんな人間になりたいかが重要な人(99%)

だからこそ、原則、やりたい事が無くても焦らない事が重要です。

ただ、どうやったらそんな人が仕事を楽しめるかをお話します。
以下の2つの観点で見てみると良いでしょう。

1.自分の状態:環境にある程度適応できる能力が備わっているか
2.環境の状態:緊張と緩和のバランスは適切か

要は、何が言いたいかというと、

”自分に出来る事と、出来ない事の絶妙なバランスが保たれているか”が重要です。

出来る事>>出来ない事になれば、退屈に感じるでしょう。
出来ない事>>出来る事になれば、なりたい姿に近づいているのか懐疑的になり、仕事に対しての熱意が奪われてしまうでしょう。

だからこそ、程よく、成長痛を味わえる環境に身を置いてみましょう。

自分なりの、納得のいくキャリアを

長々と情報をお伝えしてまいりましたが、最後に決断下すのは自分自身です。

最後まで、納得のいく転職活動を。

そして、この記事を読んでいただき、小さな気づきが大きな築きになっていただけると幸いです。

ではまた。

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