【要約】”採用基準”から、真のリーダーシップを徹底解剖!

採用関連

”リーダーシップ”。

こんな言葉は就活や採用をしている方は沢山耳にするのではないかと思います。

ただ、結構定義って曖昧ですよね?

本日は伊賀泰代さんの”採用基準”について要約して、リーダーシップの在り方を徹底解剖していきます。

この本は、こんな方に合っているのではないかと思います。

・これからリーダーシップの取れる方を採用したい人事

・リーダーシップの定義を正しく理解して、企業の求めるリーダーシップを取得したい就活生や転職者の方

・リーダーとはチームに1人しかおらず、管理をする人だと勘違いしている人

この本は紙で読みましたが、最近はkindleWhitepaperでの読書にハマっています。
ブルーライトが出ないタブレットなので非常に使い心地が良いです。

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誤解される採用基準

ここではリーダーに必要とされる”課題解決””思考力”という2つの誤解が生まれるポイントについて絞って説明していきたいと思います。

よく耳にする課題解決は以下の3つのフローで行われます。

①ヒアリング
②解決方法をヒアリングをもとに見つけ出す
③解決(実行)

②の解決方法の発見に関しては地頭力が必要となりますが、①と③に関しては、地頭を測る指標としては難しい所です。

すなわち、地頭だけでは課題解決は出来ないという事です。
だからこそ、自身の課題解決は問題整理だけでなく、
引き出す→解決策を見つける→実行 のワンフローで行われることをご理解いただけると良いかと思います。

そして何より課題発見→実行が重要です!!

次に、思考力の分解をしていきましょう。
思考力は以下の式で表されます。

思考力=思考スキル×思考意欲×思考体力
 

それぞれを簡単に説明します。

思考スキル:MECEやロジックツリーのような思考を整理するツール。後天的につく。
思考意欲:そもそも思考するための欲求。
思考体力:思考が続く時間。

ロジカル=思考力があると思われがちなのですが、厳密には少し異なります。

どれだけ自身で思考する欲求があり、考え抜き、そしてスキルを使って整理できるかがが正しい思考力の定義です。

小手先の思考スキルに走っている皆さんは注意が必要です!

リーダーシップの概念の混在

まずは欧米と日本におけるリーダーシップの捉え方の違いに関して空止めておきましょう。

日本では、リーダーシップは
「自分の意見ばかり主張する強引な人」、
「他人に指示ばかりして、自分は手を動かさない人」
と解釈されるケースがある。
成果<<和を重んじる日本では、出しゃばり=悪という文化は少なからず根付いているのでこのような価値観が生まれているのでしょう。
欧米では、リーダーシップとは、努力やプロセスではなく、結果を問う考えが浸透している世界観の下で存在するものなので、あって当然という捉え方が一般的である。

要は、リーダーシップとは、成果の求められる場面において必要条件になるという事です。だからこそ、以下のようにリーダーシップは捉えられるのではないのでしょうか?

リーダーシップとは、成果を出すための行動を取る事である。

逆に、良くないリーダーシップは以下のように捉えられるはずです。

・先導するのがリーダーである
・指示や命令を出すのがリーダーである
・進捗管理のようなマネジメントをするのがリーダーである

皆さんが思っている指示や管理をするリーダーは誤解です。

あくまで、指示や管理は”役割”だという事を忘れずに。

リーダーがすべき4つのタスク

ここからは、リーダー(成果を出すための行動を取る人)がすべき4つのタスクに関して紹介していきます。

目標を掲げる

リーダーに求められるのは、チームが目指すべき成果目標の定義づけです。

そしてかつ、その目標がメンバーを鼓舞できるものなのかを考慮する必要があります。

要は、ゴール(到達点)を分かりやすい言葉で定義し、メンバー全員に理解できる形にしたうえで見せる(共有する)のがリーダーの役割です。

先頭を走る

誰かの背中を追いながら、走り続けるのは、誰でも出来る所です。

リーダーに求められるのは、”先頭を走る負担を自ら担う”という事です。

自らがペースメーカーになって、最初の一人として前に進み続けるのがリーダーです。

時には、先の見えない負担と戦いながらでも、前に進んでいきましょう。

決める

リーダーは検討する人でも、考える人でも、分析する人でもなく、

”決める人”です。

リーダーとして必要なのは、たとえ十分な情報が揃っていなくても、たとえ十分な検討を行う時間が足りなくても、決めるべき時に決める事が出来るです。

伝える

黙っていても伝わる、分かってくれているはず、は通用しません。

これからの時代、多様性が広がっていくからこそ、共通認識を取ることの出来る場面は限られてきます。

”自分はこう思ってるから相手はこう思ってくれるだろう”は厳禁です!

とにかく自分からの発信を心がけるべきです。

リーダーが大切にすべきスタンス

ここからはリーダーが大切にするべきスタンスをまとめていきます。

バリューを出す

これはマストの観点です。

バリューとは、”何らかの成果、もしくは付加価値がつく”事を指します。

勉強になりました、等のインプットベースはあってはなりません。
仕事はアウトプットするまでがゴールです。

なので、

今やっている仕事は、どんな価値を生み出すことが出来るのか?”

を常に自身の中で説いてみてください。

そこで出てきた答えがあなたの”バリュー”になります。

自分の仕事のリーダーは自分

”自分の仕事に関しては自分がリーダーであり、パートナーやマネージャーを含めた関係者をどう使って成果を最大化するのか”、それを考えるのがリーダーの仕事です。

課題解決の為に使えるものは総力戦で使う。これがリーダーの流儀です。

筆者が刺さった言葉

ここからは、僕が個人的に刺さった言葉を紹介していきます。

決めたのは場所ではなく、人のはず

よく、”これは○○の会議で決まった”

の様に、場所や時間で決定事項を共有するケースが多いのではないかと考えています。

しかしあくまで、決めたのは”ヒト”です。

自身で決めたものに対しての責任を持ちたくないからこそ、場所や時間の名称で決定事項のなすりつけが起きます。

だからこそ、謙虚に、素直に、ただ少しだけ自信ありげに
”僕が決めました”

と自責で声高らかに宣言できる美学を感じました。

僕の決定権は僕であり続けようと思えた一言でした。

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まとめ

”採用基準”という名前から、

採用フローや採用要件の定義の仕方を学べると思い購入した僕ですが、
以下の2点が学べた気がします。

・リーダーシップの本質を見直す
・そのリーダーシップの本質こそが日系企業がこれから必要とする採用基準である

記事内ではごく一部しか記載をしていないので、自身が優れたリーダーになりたい、もしくはそんな人材を欲している方は是非ご一読を。

読書で人生に小さな気づきと大きな築きを。

ではまた。

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