[要約・書評]入社1年目の教科書はこの記事を読めば完璧!

仕事術

”入社1年目の教科書”から僕が得たインプットを共有出来たらなと思います。

入社1年目の教科書から学べる事

これは僕の主観で学んだことを紹介していきます。

1.新卒でスキルが無い劣等感に駆られる時に有効なマインドセット

新卒で、間違いなく感じるのが、

「俺、何も出来ないやん!」

という能力面の不足における劣等感だと僕は思います。
ただ、この能力不足をマイナスな捉え方ではなく、どうプラスの思考に転用していくのか、具体的なハウツーで書かれていたので、モチベーションが下がった時の捉え方を学ぶ良書であると私は思います。

2.信頼構築のハウツー

「誰」と「何」をしていくかが仕事の本質です。
そうなった時に「誰」とという観点は切っても切り離せないです。

一緒に働く同期、上司、もしくは社外の顧客に対して、新卒というカードを使ってどう可愛がってもらうか、更には人間的な評価・信頼からどうやって仕事の獲得に繋げていくか、これもハウツーの実戦形式で書いていたので人間関係構築の為にやるべき仕事が明確になりました。

3.どうやったら仕事・オフに関わらずインプット量を増やせるのか

社会は学びの宝庫です。社内・社外いずれのインプットも増やす為にどんな細部にまで気を配れば良いか、○○から△△を学べる、という解釈レベルまで落とし込めるので、
社会人になった時に単なる情報をどうインプットとして落とし込んでいくのか具体的にイメージできたのが大きな学びでした。

入社1年目の教科書における3つの大原則

まずは、入社1年目においてここだけはブレてはいけない!という3つの大原則を、著者の言葉を借りてご紹介します!

※この3つだけでも心に刻んでいただけると!僕は刻みまくります!笑

1.頼まれたことは、必ずやりきる

上司からしたら、新卒における優劣の差は多少はあるものの、それ以上に上司に頼まれた仕事をリマインドがかかる前にいかにやり切れるかが重要です。

上司も間違いなく100点の答えを新卒には求めていません。
だからこそ、出来ているか出来ていないかは一旦置いて、やる。

そして”上司・会社の求めているものを全力でこなす奴”という信頼を得る事によって更に挑戦のチャンスを得る事が出来ます。

2.50点で構わないから早く出す

最初はやはり、良い成果物を出したいという思いからどうしてもじっくり時間をかけて考えてしまう方が多いのではないかと思います。

ただ、ビジネスの場ではテストと違い、誰の力も借りてはいけないというルールは存在しません。だからこそ、自らが現状できていない部分・できている部分を把握し、チームとして総動員することが重要です。

その方が上司からのフィードバック量も増えますし、何より仕事の軌道修正が早く出来ます。圧倒的にスピード>>質の思考である方が賢明かもしれません。

それでも出来の悪いものを出すことに躊躇してしまう方にはこんな考えが良いかもしれないです。

”提出をゴールと考えるのではなく、最初のフィードバックをもらう機会だと考える”

提案→改善のサイクルをどれくらい早く回せるかがカギになってきます。

3.つまらない仕事はない

前提、世の中につまらない仕事はないです。
つまらなくしているのは個人のスタンスの問題です。

どうやったらその仕事が効率良くなるのか?どうやったら面白くなるのか?
どうやったら自分の介在価値を出すことが出来るのか?

見方を変えて、ジブンゴトに落とし込めたら仕事は楽しめるものだと思っております。

↓気になる方はここから↓

入社1年目における50の成功の法則

ここからは、上の3つの大原則を実現するための具体的なハウツーで50の方針を紹介していきます。
50と数が多いので、具体的な行動とその目的を簡単に列挙していきます。

①何があっても遅刻はするな
社会人として当たり前の事をちゃんとやれる人物かどうか見せるため。
能力発揮のチャンスの喪失を防ぐため。

②メールは24時間以内に返信せよ
メールは早い対応をすると2割増しの評価がくるという認識で。
要件を最初に述べるのがポイント。

③「何の為に」で世界が変わる
目の前の仕事の意義・目的を常に思考する。
この仕事によって○○が△△になって、最終的に✕✕という恩恵が得られるぐらいまで考えると、仕事の意義を感じられて楽しめる。

➃単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
つまらないとされる仕事を効率化&楽しむための思考。

⑤カバン持ちはチャンスの宝庫
上司と顧客の会話のスキルを、自分の仕事に転用できるので、雑用ではあるが知識の宝庫である。

⑥仕事の効率は「最後の5分」で決まる
過程の曖昧な記憶を最後に復習することによって、仕事の方向付けをするため。

⑦予習・本番・復習は3対3対3
現状予習と本番にほとんどの時間を割いている場合が多いが、復習(フィードバック)が極めて重要。

⑧質問はメモを見せながら
理解できた部分とできていない部分を互いに認識し、的確なフィードバックをもらうため。更には、自身がこれからどのレベル感まで熟知していなければならないのか再認識できるため。

⑨仕事は復習が全て
インプット量が膨大になる中で、自らの知識・スキルとして定着させるため。

⑩頼まれなくても議事録を書け
議事録の書き方をフィードバックしてもらえる。
間接的にファシリテーション力が身に付く。
マストで以下は記入したほうが良い。
・日時
・場所
・参加者
・アジェンダ
・決まったこと
・決まらなかったこと
・確認が必要なこと
・次回に向けてのTODO

⑪会議では新人でも必ず発言せよ
新人にはフレッシュな視点が求められる。また、現場の感覚をもっているのは
マネジメント層とは異なる新卒の強み。
どこでなら現状貢献できるか、を常に思考すると自然と発言出来るはず。

⑫アポ取りから始めよ
まずは仕事のケツを決めるために顧客とアポを取り、期限を設ける。
これによってパフォーマンスの向上とスピード感の維持が可能になる。
それによって量→質の好循環に入れる。

⑬朝の挨拶はハキハキと
顔と名前を覚えてもらうことが新卒最大のセルフブランディング。
とにかく、誰に対してもフラットに挨拶からコミュニケーションを。

⑭「早く帰ります」宣言する
自分研鑽の時間を確保するため。

⑮仕事は根回し
提案の前にフィードバックを複数こなすことで、提案以前から多少の解像度のある成果物が出せる。仕事にズルはないので、以下にフィードバックをもらって事前準備が出来るか。そう言ったニュアンスの根回しが重要。

⑯仕事は盗んで、真似るもの
守破離の考えにもあるように、まずは正しい動作を真似る所から。
遠慮なくパクろう。

⑰情報は原典に当たれ
本当の情報源を持っておくこと=ファクトの証明
になるから。
参考文献→その参考文献→更にその参考文献…のように情報の根本にまでたどり着くと、人を動かす根拠になる。

⑱仕事は総力戦
ビジネスは”顧客”の為にどんな手段を使ってでも成果を上げる必要がある。
それを考えると、”1人で100点”である必要はない。
”1人では50点だが、チームで100点ならば良い”という思考にシフトしていくのが重要。

⑲コミュニケーションはメール「and」電話
コミュニケーションのミスマッチを防ぐため。

⑳本を速読するな
1冊からの学びの質を上げる為。

㉑ファイリングしない。ブクマもしない
ファイリングではピンポイントで知りたい情報に行きつけない。
本当に欲しいワンポイントの情報を得るため。

㉒まずは英語を「読める」ようになる
量・質共に海外の情報の方が優れている場合が多いから。

㉓目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ
マクロとミクロ両方の視点を持つことが重要。特に部長や社長といった長期的・多角的な視野を持つ人を相手にするときには。

㉔世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ
浅く広くではなく、狭く深くの方が汎用性が高い。専門性の意識。

㉕社会人の勉強は、アウトプットがゴール
学んだものをどう生産に生かしていくかを常に考える。

㉖脳に負荷をかけよ
受験期のような負荷をかけることで思考体力を身に付けるため。
新卒で意識しておくことで、生涯役に立つ思考力が身に付く。

㉗自分にとって都合の良い先生を探せ
自分の成長に心地よく寄り添ってくれる人が、自身が継続していく原動力になるため。

㉘ペースメーカーとして、資格試験を申し込む
脳に対しての負荷のマイルストーンとして。

㉙新聞は2紙以上、紙で読め
自分の興味のない情報に触れるにはマスか紙媒体が有効なため。(かつテレビ離れを踏まえると新聞の方が安価で手軽)

㉚仕事に関係ない人とランチせよ
知見を広めるため。かつコンフォートゾーンになるコミュニティから脱却する癖をつけておくと自らのインプットの量が増えるため。

㉛スーツは「フィット感」で選べ
サイズが合っているのが一番の清潔感につながるため。

㉜「敢えて言わせてください」で意見を言え
意見を果敢に言うための大切なスタンスとして。間違いが怖くなった時には
”新卒で間違いはあると思いますが敢えて”のスタンスで臨むと気がまぎれる。

㉝敬語は外国語のつもりで覚えよ
意外と間違えて覚えている人が多いので注意が必要。

㉞相手との距離感を誤るな
学生の方が距離を縮めるスピードが早い傾向にあるので、あくまでも社会人同士というスタンスで、不安になるときは最低限の距離感を保つのも重要。

㉟目上の人を尊敬せよ
自分が持っていないものを持っている対象なので、その人から何を盗めば良いかという点でロールモデルになるから。

㊱感動は、ためらわずに伝える
人間は誰でも褒められたら嬉しい。だからこそ、感動した点・学んだ点は惜しみなく伝えることで人間関係の構築が捗る。

㊲上司にも心を込めてフィードバックせよ
良い所を盗むのが前提だが、そんな上司にも改善出来る所はないのかという思考を常に持っていれば、良い所と悪い所を同時にインプットできるので、単純計算だと2倍のインプットが可能になる。
フィードバックがその場で出来るかは時と場合によるが、言葉せずとも思考してこころに留めておく必要はある。

㊳ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
叱られる=仕事を遂行する上での間違いの指摘 である事を念頭に。
同じ間違いをしてしまうと上司も感情で怒る可能性はある。

㊴叱られたら意味を見いだせ
叱られる=自分の改善の余地
であり、大きな失敗をする前のストッパーにもなってくれている。
だからこそ、その叱りから何を改善するのか、意味を見出すことでその叱りが意味のあるものに変わる。

㊵幹事とは、特権を得る事
取りまとめているのが○○さんという印象を持たれることによって周囲から仕事以外の場でも信頼を勝ち取る機会が増えるため。
人が嫌がるような事にこそ積極的に行くことで特権がもらえる。

㊶宴会芸は死ぬ気でやれ
オンもオフも全力で。
オフの人格をさらけ出し評価されるのが、働いていく上で本音を出して行けるチャンスに繋がるため。

㊷休息を取ることも「仕事」だ
パフォーマンスを高める”アップ”が重要。食事・睡眠・運動は適度に。

㊸ビジネスマンはアスリート
朝のスタートでどれだけ思考をクリアにして臨めるか。
その為にも食事と適度な運動は重要。

㊹苦手な人には「惚れ力」を発揮
嫌いな人の嫌いな部分はあくまで”特徴”と割り切る。
その人の素敵なポイントを探す。長所にフォーカスするのが重要。

㊺ペース配分を把握せよ
集中できる時間帯と、どんなルーティンがあると最高のパフォーマンスに持っていけるか模索していく必要がある。

㊻同期とは付き合うな
狭いコミュニティ内でのインセンティブの取り合い等の競争の思考から離れるため。
常に”外向き”の思考を持つ。

㊼悩みは関係ない人に相談
気休めや共感ではなく、中立的な立場から根本の解決に持っていくため。

㊽社内の人と飲みに行くな
外の人脈を作るチャンスを逃してしまうから。

㊾何はともあれ貯蓄せよ
資産形成の思考を養うため。

㊿小さな出費は年額に換算してみる
身近な小さな出費の無駄を図るため。

まとめ

全てのハウツーをざっくりと紹介してきました。
恐らく、刺さった言葉は個々人によって異なるでしょう。

ご自身に刺さった言葉を仕事をしていく上で意識し、ブレないスタンスとして落とし込んでいけるように頑張っていきましょう。

最高の社会人スタートを切れますように。
ではまた。

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