[要約]FUCTFULLNESSで自身の思考の癖を正しく捉えよう!

マインドセット系

今回は「FUCTFULLNESS」という本を読んだので、共有をしていきたいなと思います。

僕たちの思考の中ではよく

”実際の事実とはかけ離れているが、自分たちがこうあるべきだ!という理想が先走っていて事実と理想が混合されている状況”が存在します。

そのような中で我々は無意識に以下の本能・思考を働かせています。
本の中から、僕自身が色濃く残ってる志向だと思ったものを載せていきます!

↓kindle Unlimitedなら30日間無料で本が読み放題↓

 

この本の目的

先程も上げたように、世の中には「ドラマチックなものの見方」が浸透しています。

人間は自分の正義の中で生きている生き物です。

だからこそ、僕はこの本を読む目的を以下のように設定しました。

・自分の中の偏見から抜け出しフラットな視座感で物事を見る方法を学ぶ
・偏見を持っている時に自分がどのような考え方をしているのか10の本能から学び、自分の本能の理解を深める。

このような設定をしたという前提の下で要約を見ていただけると嬉しいです。

↓気になる方はこちらから↓

思考の癖10パターン

皆さんは、世界を偏見的な目で見てしまう10個の思考を持っています。
まずは、自分がどの思考が強いのかを確認してみてください。

1.分断本能

物事や人々を2つのグループに分け、溝があると思い込んでしまう本能です。
・高い⇔低い
・強い⇔弱い
・太い⇔細い
のように人間は与えられた言葉で物事を2つに分けようとする志向が強いです。
一見正しいように見えますが、「必ず例外が存在するよ!」という思考が抜けています。

じゃあどうやったら、分断思考から脱却できるかというと、
・平均値で比較しない&極端なデータで比較しない

上から景色にいないか注意する

2.ネガティブ本能

ネガティブ本能とは、物事の状況が悪くなっていると思い込んでしまう本能です。

例えば、少子高齢化と聞いて、ネガティブなニュースに捉える人が多いかと思いますが、少子高齢化に対して新しいビジネスを展開していこうと考えている経営者にとっては寧ろ好都合です。

要はポジティブになる人もいればネガティブになる人もいるという事です。

自分にとって悪い情報やメリットが無い情報が来ても、
別の視点に切り替えてみれば、恩恵を受けている人はいるのです。

ポジティブとネガティブは表裏一体です。
自分がネガティブに感じたときには、誰かがポジティブになっている事を意識すれば自ずとネガティブに物事を捉える癖は抜けるでしょう。

3.直線本能

FUCTFULLNESS内では、「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込みと書かれております。その他にも

・高齢者の割合
・身長の増加率
・二酸化炭素濃度 等々、

その中には増加し続けているものが数多く存在します。
この時に人間は”直線的”に増加していると誤認識しがちです。

これは恐らく、直線が一番単純なグラフの形状で、分かりやすいからでしょう。

人口は果たして毎年一定のペースで増加するのでしょうか?
身長は毎年決まった値ずつ伸びるのでしょうか?

恐らく違うでしょう。
物事の変化は直線的な変化はほとんどない、という事だけ認識していただければ直線思考は防げるでしょう。

4.恐怖本能

恐怖本能とは、危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込みの事を指します。

例えば、バンジージャンプ。
安全性に配慮されて設計されているのにも関わらず、死んでしまうのではないかという偏見から、本来の恐怖感を更に増幅させています。

要は、一見恐ろしそうに見えたものが、自らの先入観から、本来受けるはずの恐怖以上になるという事です。

このように自分で過度の恐怖に怯えている人は、
恐怖本能から脱却するにはぜひ以下の行動を心がけてください。

・世界は恐ろしいと思う前に、現実を見よう
世界は、自分が思っているよりも恐ろしく見えているものです。自身でフィルターを書けていないか認知する必要があります。
(バンジーって本当に怖いの?という問いを立てる)

・行動する前に落ち着こう

恐怖パニックになると、物事を正しく見られなくなります。
これはバンジーも同じ、恐怖に支配されるとどうしたら良いか分からなくなります。
パニックが収まるまで、大事な決断をするのは避けましょう。

自らの誤認識で付けてしまった恐怖を取り除くのが重要です。

5.過大視本能

過大視本能では、目の前の立った一つの数値が、とても重要であるかのような勘違いを生んでしまうことで一つの思考に囚われてしまう本能です。

・年収1000万プレーヤーになりたい!
・目標売上100万円!

人間、目先の数値が安いのでそこをゴールや判断基準に置きがちです。

しかし、このような目先の数字が我々にとってどんな意味を持つのでしょうか?
恐らく手段にはなりますが、目的にならないでしょう。

この過大視本能から脱却するためには以下の事が必要です。

自分が1つのデータに対して強いこだわりが出てきたときには、”比較”によってそもそもデータがすぐ重要なのかを確認してみてください。

6.パターン化本能

これは一つの例が全てに当てはまるという思い込みから来ています。
パターン化は思考を非常に楽にさせるのですが、それゆえに間違う可能性も多いです。

例えば、
・所属クラスの人数は40人で、男女の人数は20人ずつなので、どんな集団も男女比は必ず1対1に近い比率になる。

あくまで極端な例ですが、これって100%当てはまらないですよね?
自分の思い込みが他のものにも必ず当てはまるというのは、世界を自分の思い込みで見ているのと同じです。

それを脱却するためには以下が重要になってきます。

・より適切な分類を見つける
①同じ集団の中での違い(所属クラスの中でもグループ内の男女比率)
②異なる集団での共通項(男女比は違うが、男子が少し多い傾向にある)
③異なる集団との違い(他のクラスの男女比)

の3点で考えられるようになれれば良いかと思います。
外部との共通点と違いで比較軸を作りましょう。

・自分以外はアホだと決めつけないようにする

変だと思うことがあったら好奇心を持ち、謙虚になって考えてみるのが意外と重要です。

7.宿命本能

宿命本能は、生まれ持った宿命によって、人や国や宗教、あるいは人生の行方が決まるという考え方。
永久に変わらないという思考とそういう定めと正当化してしまう考え方が強く根付いているために生じます。
この、常に物事は自分の今置かれている現状によって決まってしまうという思考から抜けるには、以下の4点の考え方が重要です。

・小さな進歩を追いかける
・知識のアップデート
・温故知新
・文化が変わった例を考える

8.単純化本能

世の中の様々な問題に一つの原因と一つの回答を当てはめてしまう傾向が単純化本能によって引き起こされます。

いじめの原因は必ず加害者に責任がある!みたいなイメージですかね。

自分の考えが正しかったり、それによって成功体験を積めると、自分の成功パターンが見えてきてそれに固執してしまうのが人間です。
この単純化本能からの脱却のためには以下のアプローチが有効です。

・自分と意見の合わない人に考え方を検証してもらい、自分の弱点を見つける
・知ったかぶりをやめる
・知識や専門性を振り回さない

自分が何か得意分野があると、それを何度も使いたくなってしまうのが人間です。しかし、その得意分野だけで解決できるほど簡単じゃない問題も存在するので、自分の使えるコマを増やすためには、あえて自分の専門性を抑える必要あるかもしれないですね。

9.犯人捜し本能

誰かを責めれば物事は解決するという思い込みが犯人捜し本能にはあります。
犯人を決めてしまえば、矛先が定まり、自分が楽になりますが、その分、本当に悪いのが誰かを思考してしまう機会を失ってしまいます。

そんな情けない状況に陥らないようにするには
犯人では無く、原因を探すのが重要です。誰かがわざと仕掛けなくても悪いことは起きます。その状況を生み出した、原因やシステムを考える方が賢明と言えるのではないのでしょうか?

10.焦り本能

「今すぐ手を打たないと大変な事になる」と焦ってしまうのが人の性です。

特に日本人はコロナウイルスで食品を買い占めたりすることからも顕著に焦り本能が強い民族性があると思います。

そんな僕たちだからこそ、一旦立ち止まって

「それって何の為?」と目的に立ち返ったりすると、意外と焦りが抜けるものなのかなと感じます。

焦りが出ているのは、ゴールが見えてないのに何かしなければならないからです。
まずは目的から固めていきましょう。

↓kindle Unlimitedなら30日間無料で本が読み放題↓

 

本能を認知してどうすれば良いのか?筆者のメッセージを考察する

この本では、筆者は「こういう本能が人間の中には存在しているよ!」という事実のみを伝えたい訳ではないと思います。筆者がどういったメッセージを皆に残したかったのか、僕なりに考えてみました。

筆者のメッセージとは

「事実によって世界を正しく見る」というのに加え、

「自分の殻から抜け出して欲しい!」

というメッセージが込められているのではないかと僕は考えています。

いずれの思考に関しても共通していると思ったのは

・自分で正当化が出来てしまう&かつその方が複雑なものを避けられる思考であるところです。

人間は楽を求める生き物です。

自分が楽に、怠惰になれる、だからこそ今回紹介した10の本能が僕たちの中に色濃く残っているのではないでしょうか??

もし皆さん自身がが今の状況に何かしら不満を抱えているとしたら、それはこの10の本能から来ているものではないかと思います。

本の中で、筆者は「不可能が可能になる瞬間が好き」という価値観を何度も述べていました。
「自分の中で不可能が可能になる瞬間を生むためには、まず自分の中の思考の偏見を取り払おう!
そうすれば世界もよりリアルに見えるし自分自身が進化出来るタイミングが訪れるんじゃないか?」
僕は筆者のメインメッセージはここにあると思います。

ちなみに僕はパターン化本能が強かったので、思考の柔軟性を身に付けるべくしばらくパターン禁止令を自分に課します、、、

今日はここまでにしましょう。ではまた。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は kindle2.jpg です

↓kindle Unlimitedなら30日間無料で本が読み放題↓

 

↓買いたいと思った方はこちらから↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました