最近、アカツキ創業者の塩田元規さんの「ハートドリブン」を読みました。
その本がめちゃ心に響いたので、皆さんにも共有したいなと思ったのでこの記事を書きます。最後まで読んでくれると嬉しいです。
ここからは必読。
そもそも「ドリブン」って何なのか。
ドリブンは原動力を指します。
対義語は「インセンティブ」、誘因です。
インセンティブをもらうためには、お金、地位等、会社の有限なリソースを割くことになります。すなわち起こるのは会社内での資源の奪い合いです。
インセンティブによって一緒に働く仲間内で競争が生まれます。
生産性は確かに上がるかもしれませんし、短期的なケツたたきとしては有効な手段だろうとは思いますし、僕自身もそれをモチベーションに頑張れるタイプです。
しかし、もしその有限なリソースが自分に回って来なかったら、もしくは自分が得たことによって社内の他のメンバーがもらえないことを想像したら…
更に、これからは機能的価値での差別化が図りにくくなってくるので、「感情的価値」に力を入れていく時代です。
人材業界を例に挙げると、人材紹介のビジネスモデルは会社ごとの差はそれほどありません。しかし、「顧客とどういう繋がりを持ちたいか」「会社としてどうなっていきたいか」といった感情・哲学面に関して、会社としてスタンスが変わり、差別化が図られています。
そのような環境下では、自分の心を原動力にする、すなわち「ハート」に「ドリブン」することが重要になってきます。
自分の心の本音は他の人に奪われることのない絶対的な領域で、かつ本人の本当の幸せを体現するために必要な要素だからです。
そのために、僕は、
「等身大の自分」、「他の人に干渉されてもブレることないありのままの自分」をさらけ出すことが必要だと考えています。
更に本の中で塩田さんはこのようなことを述べています。
「人生の目的は成功したり誰かから承認されるのではなく、『自分の本当の姿を明らかにすること』である」
以上を踏まえ、就活生の皆さんに以下を考えて欲しいです。本当に。
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ここからが問い!!
①自分が「何をしたいのか」、ではなく「どうなりたいか」を優先的に。

Doingはあくまで手段でしかありません。その手段を通して、自分がどういう存在でありたいのか、ブレない自分探しをしてほしいです。
人生にはゴールはありません。だからこそ何をしていくかではなく、今、そしてこれからの自分が幸せであるためにどういう存在でありたいかを考えてください。
②自分のやりたいこと、なりたい姿は他の人からの否定、干渉が入ってもブレないものか

「賞賛」や「報酬」を抜いてでも、自分がやっていて楽しい事、夢中になれることをこれから探していってほしいです。外部環境に頼ることのない自分だけのモノサシで。
これを過去から見つけるためには、「今までに他の人の承認や否定などのバイアスを取っ払っても、自分で熱狂できた・やり遂げた経験」を振り返ってみてください。鬼ごっこ、みたいな幼少期の些細なことからでも良いです。とにかく自分主体で夢中になれたものを振り返ってください。
そこには、これから仕事を熱中できるためのヒントが隠されていること間違いなしです。
③「観念」というバイアスモンスターを認識する

観念とは、過去の経験から来る思い込みの事です。
例えば、「父から泣くなという教育を受けていた」ことから「男は泣いてはいけない、感情を表に出して表現してはいけない」みたいな感じです。
この観念によって、周囲の世界に色眼鏡をかけて見てしまいます。
それによって勿論プラスに変化することもあれば、マイナスな面に変化することもあります。それが自身の本来なりたい姿に近づくのを邪魔することもしばしばあります。
だからこそ、それを認知することがまずは重要です。
「自分の価値観とそれを培った経験」を振り返ってみてください。
観念を知ることで、自分の将来なりたい姿がより鮮明になるはずです。
更に、マイナスな観念は認知した上で取り除いていけば内面的な成長につながります。
最後に
人間は見返りがなくても自己表現する生き物です。
すなわち、自分の内部から湧き上がる「これしたい!」「こうなりたい!」を無意識的に持っています。それを言語化していくのが大切です。
就活という自分を見つめなおす良い機会に、他の人に干渉されない自分の感情を確立させてほしいです。
僕もこの記事を書いた以上、ハートドリブンしていきます。
皆さんも「ハートドリブン」していきましょう!ではまた。

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