【要約】日々生きるのに疲れてしまった人に読んで欲しい1冊、”あやうく一生懸命生きるところだった”

コーチング関連

今日の要約する本はこんな方々に読んでもらいたい本です。

■日々生きる事に漠然と疲れてしまっている方
■一生懸命生きる、やり切る事が正義という環境に縛られている方


あやうく一生懸命生きるところだった

筆者について

筆者:ハ・ワンさん

イラストレーター兼作家。1ウォンでも多く稼ぎたいと、会社勤めとイラストレーターのダブルワークに奔走していたある日、40歳を目前にして何のプランもないまま会社を辞める。こうしてフリーのイラストレーターとなったが、仕事のオファーはなく、さらには絵を描くこと自体それほど好きでもないという決定的な事実に気づく。以降、ごろごろしてはビールを飲むことだけが日課になった。

あやうく一生懸命生きるところだったより

筆者の早期での退職での経験から、定年まで仕事をしたり、目の前の仕事に対して一生懸命やり切る事だけが正義ではないというメッセージ性が強く込められている本です。

では早速要約に進んでいきます!

要約(ブログ管理人心が動いた言葉を中心に)

努力は簡単に僕らを裏切る

サマリー

■「一生懸命やりなさい」
■「頑張らない者は何事も得られない」
■「努力なしに得た成功は成功じゃない」

こういった精神論を小さな頃から信じて何かに取り組んできた方が多いかと思います。
ただ、世界は我々が思っているよりも残酷で、

必死に努力したからといって、必ず見返りがあるとは限らない。
必死にやらなかったからといって、見返りがないわけでもない。

努力してどうにもどうにもならないとか、努力した分の見返りがない一方で、努力した以上の大きな成果を収める場合もあります。そう、見返りはいつだって気まぐれです。

ブログ管理人の感情

ビジネスをやっている方ならこういった実例が少なからずあるのではないでしょうか。
私も法人営業を担当している以上、自分の頑張りが報われなかったり、逆に自分が頑張り切れなかった部分で思わぬ成果が出たりする場面が多々あります。
こういった短期的な感情に一喜一憂するよりも先に、以下を自身の中で教訓として留めておこうと改めて思いました。

■努力と成果は必ずしも比例関係にはない非情な世の中であると割り切る事
■”頑張った・やり切った”は自分の感情の範疇でしかないので、自身の頑張りと世間が求めている頑張りは異なっている事を予め認識しておく事
■棚からぼた餅的な成果が出た時、自分の中で”こうすればもっと成果が出る!”という思考を持つ一方で、まずは成果が出た事自体を大いに喜ぶ事で自分の中の感情を保つこと

人生に正解を求めすぎたばっかりに

サマリー

人生とは自分の思い通りにならないどころか、どんなに思い悩んで何かを選択しても、その選択自体が無意味になる瞬間がある。

(会社員になったばかりの筆者が、転職をするか現職に3年残ってフリーランスとしての資金を貯めるか悩み、現職に残ると決定した1週間後に会社が倒産した背景から)

自分がどんなに右に行きたいと願っても、大きな流れによって左に押し流されてしまう場合もある。
もし違うみちを選んでいたとしても、結局はたいして今と変わりなく暮らしていけるんじゃないかと筆者は考えている。
(会社が倒産した後も、一生懸命ではなく生きる事が出来ている経験から)

「階段のすべてを見ようとするな。ただ最初の一歩を踏み出せ」

ブログ管理人の感情

自分の選択肢が、無意味、そんな悲しい事ある!?というのが一番最初に感じた感情でしたが、
以下のような文脈で自分の中で腹落ちさせることにしました。

■自分の選択が自分のコントロールできない部分で無意味になったりすることもあるが、自分の人生や生き方を大きく変えるものではないから、選択するまでに自分が悩む過程を大いに楽しみ、そして例え無意味になろうとも自分が下した決断を大いに賞賛する事

例え外的なものに阻害されても自分の意思決定と、それに対してどれだけ自分で肯定感を作り出すことが出来るか、が自分の人生を幸せにするポイントのような気がします。

”自分だけの人生”は失敗の上に成り立つ

サマリー

失敗が減る分だけ、楽しみも減る。
自分が選ぶ楽しさ、未知の事が教えてくれる楽しさが減るからだ。

結果的には最高の選択では無かったとしても、自分で選んだものはひときわ記憶に残り、自分をほっこりさせてくれるものになる。
そこには無謀かつ危険なものへの憧れと、自分の選択を信じて失敗もいとわない勇気が必要である。
失敗する確率も高いが、成功した時の達成感は大きい。誰に頼ったものでもない自分の感覚で選んだものだからだ。

それでも僕らは正解、安全策を探す。失敗したくないから。
自分にぴったりのモノを探し、無鉄砲なチャレンジをするよりも失敗しないと確証された”中間以上”を選んでしまう。そういった選択を重ねる事で自分の感性が退化する事で、いつの間にか自分の選択を信じられなくなっていく。

失敗しても良い。失敗したときは後悔すれば良いだけだ。
きっと他人の言葉を信じて群れを成した人々も後悔するのは同じだから。

ブログ管理人の感情

この文章に納得が出来た一方で、簡単に言ってくれるな!という思いになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその1人です。

失敗・後悔等は一般に”負”の感情を表す言葉の為、
日常で感じたくないのが本音だと思います。
ただ、どうしても仕事や学業など、どうしても感じざるを得ない場面が多いのが性です。

失敗や後悔に対しての受容性を持つことが自分の人生をより肩肘張らずに過ごすファクターだと、
この本を読んで改めて考えるようになりました。

失敗出来た素晴らしい!後悔出来た次に生かせる!
そういった負の感情を日常生活でどれだけポジティブ変換できるか、
ぜひ失敗と後悔をした自分を褒められる日常にしていきましょう。していきます。

つまらなく見える日常を愛そう

サマリー

人生を100とするなら、目に見える幸せな瞬間はどれぐらいだろうか?
楽しくてワクワクして、ドキドキして…。
そんな瞬間を集めたら、良くて20くらい?残りの80はといえば、おおむねいつもと同じで、つまらなくて、何もない地味なものだろう。

そう、人生の大半はつまらない。
だから、もしかすると満足できる生き方とは、人生の大部分を占めるこんな普通のつまらない瞬間を幸せに過ごす事にあるのではないか?

ブログ管理人の感情

筆者の仰る通り!その一択でした。
朝起きてすぐ、日々歩く道、料理、家事、仕事、寝る前…
何気ない日常、そして何も感じずに素通りしている日常が我々の中にもあるはずです。

私は感情をなくして行っている仕事の一部を、そして自分を取り巻く環境や風景の変化に感情を意図的に向けてみて何気ない日常に彩りを加えてみようかな、と思っております。

まとめ

あくまで今回取り上げたのは、この本の中の一部です。
筆者の特異な体験を基にした、一生懸命生きなくても人生を幸せに生きれるという価値観に共感した方は是非読むのをお勧めします。

ではまた!!

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