今回は「グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち NEW ELITE」を読んだので、その概要と感想を紹介していければなと思います。
概要と伝えたい事
全てを載せることはできないので、ざっくりとした本の構成と僕が心に響いた所を抜粋して書かせていただきます。
①2020年代の成功者とは…?

・クビになる準備は出来ていますか??
エアアンドビーやウーバーなど、以前には考えられなかった、あるいは一見お金にならなさそうなアイディアから成功した事例が増えてきており、既存の業界に風穴を開けようとしているビジネスが数多く存在します。これからの時代では、業界が大きく変化する可能性があります。そのようなクビになるのがあり得る世の中では、クリエイティブエコノミーが重要視されており,過去に必要とされていた「知能・服従・勤勉」に加え,「情熱・創造性・率先」というワードがキーポイントになってきます。
・会社に併せて生きるくらいなら、社外に道を切り開け
これから成功していく企業は「業界内で戦っている企業」ではなく、「新しく業界を作ろうとしている企業」です。今までの社会で企業内で活躍していた人材は、たまたま企業が安定しており、そこに合った規格を自分が持っていたからです。
これから各業界の構造が大きく変化する中では、筆者は以下が必要だと述べています。
□初心者のマインドセット
□自分を取り巻くコミュニティ
・時代をリードする人材は「自分が見たい世界を作る」
「こういう世界を描きたい」「こういう世界を見たい」というビジョンを持っている人がこれからの世界をリードしていきます。かつ仕事を楽しんでいます。そこに重要なのは、自己肯定と他社貢献で、以下の事が重要になってきます。
□仕事で自分が出しているアウトプットにプライドある、かつアウトプットを出すまでのプロセスを楽しんでいるか
□自分のしたアウトプットが誰かの為になっているかどうか
②常に学び,自分をアップデートする

・学び続ける人しかチャンスをつかめない
日本ではフリーターや派遣社員等、非正規雇用者の社会的地位が低いのが現状です。しかし学ぶ人はどんな環境でも学び、そこに優劣は無いです。学ぶ人が絶対的に伸びます。
・その道のプロに会うためにお金を使うのが、自分がプロになる近道
重要なのは、成功者に会った時には、その人のあ価値観や、これまでの人生の歩み、成功した理由を、成功しそうで失敗した理由をとにかく聞くのが大切です。
周囲に太った体型の人がいると、自分も太ってしまうという統計があって、それと同じで周囲に成功者を固めることで自身の成功率も上がるはずです。
・人に会うときは、相手の学びになるように頭を使う
具体的には以下を実践してみると良いでしょう。
□会う前に必ず、話す内容を決めておく
□直接会うまでに、今抱えている悩みを改善するように試みる
□楽しくない会話になるのを恐れない
□学びをシェアする
特に、3つ目が重要です。後で楽が出来るようにするために厳しい選択肢を取ることが重要です。
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③決断は直観で。早く動いて結果を出す。

・決断の速さが結果を大きく左右する
直観ので決断するメリットは大きく分けて2つあります。
□行動のスピードが桁違いに早い
□自分の価値観に近い決断が出来る
皆さんファーストチェス理論ってご存じでしょうか?
実は統計的に、直感で選んだ手法と、30分熟考した手法ってほぼ一致するらしいんです。
だから以外にスピード≠正確性と思われがちなのですが、案外スピード≒正確性らしいです。
・直感で行動した後に必ずやるべきこと
直感で発進した後に必ずするべきなのが、「自分の決断の間違いを裏付ける証拠探し」です。
人間これが正しいと思ったら、中々変えるのは難しいです。
直観による間違いに気づけたなら「迅速な判断」、気づけないなら「見切り発車」となってしまいます。どういう結果が訪れるのかは自分次第です。
・「楽しんで仕事したもの勝ち」の世界がやってくる
UTグループという人材派遣の会社で勤務年数と仕事内容の相関を取ったところ、以下のような結果が出てきました。
□簡単な仕事をしている人ほど退職しやすい
□難しくてスキルを試される仕事をしている人たちほど長く仕事を続けている
更にこれを高次のものにしていくためには、「誰もやっていないこと」「自分にしかできないこと」を探していく必要があります。
自分の複数の専門性と、そこから生まれるやりたい・WILLによって自分というものを創っていくことで、仕事が楽しめるようになっていきます。
➃会議・チーム作りはアウトプットから逆算する

・コミュニケーション能力の評価基準は「相手が行動してくれたか」のみ
・上司の顔色を見ながら働く日本企業の弱さ
上司の顔色を伺うような環境ではイノベーティブな思考が出来ず、当然自己肯定感が薄れます。
自己肯定感を高める方法は以前に僕が紹介したのでぜひこちらを参照してください。
⑤スプリントのリズムで体調を管理する

これからの仕事は、仕事か遊びどちらをしているか分からなくなるような状態が理想状態です。
そのためにはマラソンのような持続的な働き方ではなく、スプリントのように短期間で集中して休むサイクルを何サイクルもこなすのが重要です。以下の4つのエネルギーに分けて調整すると良いでしょう。
□体のエネルギー
□感情のエネルギー
□集中するエネルギー
□自分の信念から来るエネルギー
いずれに関しても、無理をせずに、自分がどのエネルギーが足りなくなっているかを確認するメタ認知が必要になってきます。
⑥人材をめいっぱい活かす企業のやり方

・人材を活かす企業は「従業員の自己実現の為に会社がある」と考えている
働くモチベーションを高めるためには以下の3つの要素が欠けてはなりません。
□目的=仕事に意味があるのか
□成長=常に新しいことを学べるのか
□自主=選択肢が増えるのか、自身で選択できるタイミングが多いか
従業員が集中状態になると想像力や問題解決力が4倍になるとされています。
また、経営者が集中状態になると会社の生産性は5倍にまで膨れ上がるとされています。
・同じ価値観で固まってもイノベーションは生まれない
大手企業をイメージしてもらうと分かると思います。
みんな同じスーツを着て、同じ見た目で…
そのような中ではイノベーションが起きないのは明らかです。
今後伸びてくるのは多様性を受け入れる会社です。
これから不確実な社会を生きていく皆さんに
これから不確実な社会では筆者が述べていたように、会社の枠組みで成果を出すことに加え、会社の枠を超えて成果を挙げられる人材というのが成功者になります。
とにかく、皆さんの「やりたい」に忠実になってください。
これからは「集団としてのネームバリュー」以上に「個人レベルでの実績」がフォーカスされる時代になっていくので、ぜひ皆さんには肩書に囚われない就活をしていってほしいです。
あと、個人的には「人から学びを得る際には、その人にも何か学びになる発信をする」のが重要だとこの本を読んで改めて気づかされました。
現代人ってもらうことには慣れているけれども、与えることに対しての意識が低いと常々感じています。ぜひ、目上の人、友人…とにかく人と接するときには「ギブアンドテイク」を意識してみてください!!
一緒に仕事を楽しんで、この将来先が予測できない社会の成功者になりましょう。
僕も日々精進します。
ではまた!!

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